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最大ボリュームのアンプから響く断末魔
微かに聴こえる悪魔の囁き 次第に大きく呼びかける
再会 そしてすぐ別れ サヨナラ 結末まで
頭の中で暴れ出す その音は気高く無情なサラウンド
静寂を切り裂き 思考の中を飛び回る サラウンド
魘されて目が覚めた 不安に駆られて飛び起きた
最高速度で家から飛び出す臆病者
侵されて日常まで 非日常へと姿を変える
再会 離れずに未だ纏わりつく さよなら 無知な自分へ・・・
頭の中で声がする その音は気高く温かいサラウンド
闇夜に差し込む 一陣の光を掴み取る サラウンド
やっと出会えた あの日の君に
悪魔との契約の最果てに
僕が分かるかい 君にとっても無二の人 僕にとっても唯一の人
もう行くのかい 仕方がない 僕もすぐに行くよ
会いに行くよ 最果ての向こうに・・・
作成:おそらく小学生高学年~中学1年生。
出逢い-前置き-
人が誰かと出逢った瞬間から
その誰かとの別れが始まっている
それは真理 変えられない現実
人が誰かと別れた瞬間から
次の誰かとの出逢いが始まっている
総ては悲しみではなく 自らの糧
出逢う角には別れあり
焦がれた人の訪れと 遂に春来る我が心
貴女のいない今日も 変わらぬ想いは今何処
急いては間違うやるせなさ 日向を畏れる情けなさ
含め笑いも気付かずに 悩んだ若きの思い出は
歳をとる間に消え失せて 今は恥ずべき若気の至り
大輪の花は枯れ果てて 私の涙も枯れ果てて
残る虚空に身もやつれ 独り眺める空の果て
貴女を浮かべるほうき雲 無性に募る目頭の
熱さを隠して今日もまた 流離う夜の一人旅
欠けた月夜の半月は 私の心の表れか
ただただ月見て想うこと 出逢う角には別れあり
躊躇わず 振り向かず 休む間もなく掘り続けるだろう
美しくなんかない 醜くもない ただ何故か 必要な気がして
土を掘る 何年も たとえこの身が朽ちようとも ただ
汗をかき 土を掻き ただひたすらに掘り続けるだろう
正しくなんかない 間違いでもない ただ君に 会いに行ける気がして
生きている 奇跡の証明 戦おう 剣じゃなくとも
空を見て 雲が流れる 僕も見る 眩しい太陽
その日も晴れ 土まみれ 僕らの歯車が廻り出した
掘る手を止め マメだらけの手で手を振った
風の便りなのか 偶然の重なりなのか ただ其処に 君がいて
同じ空 君と二人 それでも掘ることは止めなかった 何故か
生きている 奇跡の証明 護り抜こう この世界から
硬い土 既に空は丸く 横にある 梯子を登る
もう掘れない 生き抜いた 笑ったまま死ねるよ
硬い土 行く手を阻み 限界を告げる
君と見る 最後の朝日 掘ることを始めた あの日から何年経ったか
ありがとう それが最後の言葉 僕らしく 僕は散った
こちらこそ 呟いて君は行く 僕の掘った孔を残したまま
その底に 僕のこの身を横たえて 君自身の気ままな旅へ
作成:おそらく小学生高学年~中学1年生。
僕の為に生きて
僕の為に死んで
僕が一つ摘んで
いのち一つ消えて
僕が二つ見つけ
いのち二つ逃げて
僕が三歩歩いて
地震三度起きて
僕が四回息をすれば
たくさんのいのちが息をしなくなる
僕は君を見つけ
僕は君を愛し
だけど僕はやはり
君をとても苦しめ
僕は君を殺し
君はただのものになり
君は僕のものになり
苦し紛れの言い訳
僕が悪い訳じゃない
全てが僕を遠ざけ
でもやはり僕に殺され
僕はいつも一人
人類最悪の大量殺人犯
こんなに臆病なのに
こんなに悪意はないのに
こんなに・・・優しいのに
僕はいつも一人
一羽の鳥も寄ってきやしない
一匹の虫も息をしやしない
罪のない犯罪者
お願い
君も
鳥や虫のように
僕の為に生きて
僕の為に死んで
世界とはなんと不安定なんだろう
逆上がりしただけで地球の中心はヘソに変わる
ブランコに乗ってこげば地面も空も揺れる
天と地はすぐさま入れ替わるし
現実問題 日本の政治も不安定だよ
「赤い糸の伝説」ってものがあるらしい
結ばれる運命にある者は小指が赤い糸で繋がれてるんだって
誰も見たことがないのに言葉だけの一人歩き
誰かに切られるかもしれないし
その時はそれが運命だと思っても
倦怠期に入ってみればもう糸なんてあったとしてもボロボロだよ
「青い海の恐竜」っていうのがいるらしい
実際に写真とかもあるらしいけどどうせまたデマなんだろう
それを元に映画とかドラマとかつくってもさ
どうせ当の本人は視聴率のことしか気にしてなくて
だって現代の科学機械を使えばいるかいないかすぐ判明するだろうし
それをしないのはやっぱりいないと解るのが怖いからだろうね
「宇宙からの使者」っていうのがあるらしい
映像も残っているようだけど本物なのかはイマイチ怪しい
映像が乱れすぎていて見えにくいのもそうだけど
映像が綺麗すぎてこれは流石にないだろって奴もある
地球外の生物はなんであんなに未知の姿をしているんだろう
その状態では生存出来ないということが解らないのかな
「もう一つの世界」っていうのがあるらしい
人間たちが生きている世界じゃない影の世界
もし仮に本当にあったとしてもそれがどうしたというのだろう
互いに影響しあうことはないんだから気にすることはないと思う
それが本当にあって何か影響を加えたことによって危害を受けたらたまらない
それに影ってもともと太陽の光を遮った部分に出来るものだろう
それが世界を成すことなんてある訳がないじゃないか
「僕という存在」があって
「君という存在」もあって
僕がいて君がいて第三者がいて
それが世界を成している
僕の心は不安定だし
僕の見る世界は僕の視点からしか見たことのない世界
それはみんなに言えること
だから世界はいつも不安定なのかな
僕は働くのだろう
休むことなく 何時も
好きでも無いのに
マメをつくって
未だ治ってないのに
その上にまたつくって
確かそう 理由はあった
ある夜見た月
その月があまりにも綺麗な
円を描いていて
これなら昼より夜の方が
働くことにも拍車がかかるだろうと
スコップを持って外に飛び出した
夜は涼しくて 月は明るくて
何故人は夜に眠るのか解らなくて
でもそれから何日もしないうちに
月はその姿を失った
月は欠け 痩せ細り
僕もまた 痩せ細り
それでも 半分になっても僕は
働くことを止めない
また何時かあの姿を見せてくれるのだろう?
何時になるかは解らないけど
僕は待つよ
月がまた 僕に微笑みかけてくれるのを
錆びたスコップを月に掲げ
僕は大きくそれを振った
おーい!月!!
僕も何時かそっちに行くよ!
だから今はそこで自分を治すのに専念してよ!
また大きく膨らんだら今度こそ
僕は君の姿をこの目に焼き付けて
月の為に働くのを止めるよ
そう 僕は
自分の為に働くよ!!!
赤と黒が支配する世界
太陽は今落ちようとしていた
私も今、堕ちようとしていた
影が歩く 一人
それは影が影でなくなる時間
生物が実体を持たなくなる時間
私は今、ぼやけている
私の眼を通して視る世界が
そして私自身が、私の輪郭が
声が聞こえる
哀しい 苦しい 負の声
人成らざるものの声
それらは呼応し 禍をもたらす
影の声 実体を持たない者たちの声
誰にでもある影
長く 永く 大禍時には入れ替わる
私の中の私
人前には出ない閉ざされた私
全ての人が持っている影が
実体に忘れられそうになっている影が
――――――大禍時に支配する。
枯れた木々が一斉に芽吹く
一夜の祭りは終わり残る寂しさ
太陽だ
鳥の囀る音が春を報せる
目覚めろ
夢 光を遺し
相変わらず寒い
その風も海からの春の報せを乗せて
闇は祓われた
人は一人では生きていけない
人が生きていくには必ず誰かの協力があるだろう
買い物一つするのだって買う自分、売る人、仕入れる人、つくる人・・・
まだまだ沢山の人が関わっているはずだ
僕は一人で生きていきたい
他人に干渉されたくない想いがある
自分の範囲に他人が土足で上がり込んでくることは無礼だ
買い物一つするのだって買う自分、勧める人、押しつける人・・・
まだまだ沢山の人が関わっているはずだ
人は皆、矛盾の中で生きている
ほんの些細なことだけどそこに焦点をあててみると
意外に「変だな」と思うことが多い
必ず誰もがそう思う 必ず逆のことが起こる
そんなことも案外多いもんだ
生きる 人は矛盾を背負いながら
見て見ぬふりもその逆もするもんだ
人は嫌いだ。
心が腐っている。
人が好きだ。
考えることが面白い。
人は嫌いだ。
うわべを気にしている。
人が好きだ。
裏切りも飽きたりしない。
人は嫌いだ。
七つの大罪を全て揃えている。
人が好きだ。
煩悩を忘れようと必死になっている。
人は嫌いだ。
自然を壊していく。
人が好きだ。
季節と時を共にする。
人とはなんだ。
五体を揃えている。
人の心は天秤のように
いつも善と悪を比べている。
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小説情報
新! 陽に向かう影Ⅲ(2/10)
未 鉄槌(未定)
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書物:
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山田悠介さんの作品