Never more -もう二度と-

　
　もう僕たちが出会うことはないだろう
　なぜなら君は死に僕は生きるからだ
　死後の世界があるというのなら
　僕は死んだ後も君と違う道を歩もう
　
　君が僕を必要としていないことは知ってる
　必要としてるふりをしたって解ってる
　だって君　ほら　心が黒く光ってる

　
　今までは一緒に乗り越えてきた？
　でも今は今までじゃないでしょ
　
　決別することも大切なことだと知らないのか？
　だから今　決別することになったのに
　夢も希望も無いこんな生活　もう飽きたなんて
　そんな理由じゃないさ
　だってもともとそんなもん無かったし
　ほら　思い出してみろよ
　結構よく言ってるじゃないか
　「死にたい」とかさ
　冗談？
　あっそう　でもそれを本気にとる奴もいるんだよね
　俺とかさ
　だから今夜　君の細い首を僕の手と紐で絞める
　いや　風呂の中でドライヤーでもいいけどさ
　泣くなよな
　君の為を思ってやってるのにさ
　なんて言われたってさ
　
　「もう　遅いよ」


　もう僕たちが出会うことは無いだろう
　それは夢の中でも同じコトだ
　死後の世界がもしも在るというのなら
　そこに行き着いて君にまた会ったなら
　
　何度でも僕の手で殺してやるよ